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Spy-LHP
Spy-LHP
- 酸化ストレス関連試薬
過酸化脂質検出試薬
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製品コードS343 Spy-LHP
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CAS番号892396-71-3
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化学名2-(4-Diphenylphosphanylphenyl)-9-(1-hexylheptyl)anthra[2,1,9-def,6,5,10-d’e’f’]diisoquinoline-1,3,8,10-tetraone
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分子式・分子量C55H49N2O4P=832.96
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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1 mg | ¥24,600 | 347-91251 |
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技術情報
溶解例
1 mg/ 150 μL アセトン(25℃,飽和)、1 mg /1 mL クロロホルム
参考文献
1) N. Soh, T. Ariyoshi, T. Fukaminato, K. Nakano, M. Irie, T. Imato, Bioorg. Med. Chem. Lett., 2006, 16(11), 2943.
2)T. Chan, Y. Shimizu, P. Pospišil, N. Nijo, A. Fujiwara, Y. Taninaka, T. Ishikawa, H. Hori, D. Nanba, A. Imai, N. Morita, M. Yoshioka-Nishimura, Y. Izumi, Y. Yamamoto, H. Kobayashi, N. Mizusawa, H. Wada and Y. Yamamoto, "Quality control of photosystem II: lipid peroxidation accelerates photoinhibition under excessive illumination", PLoS One, 2012, 7(12), e52100.
3) Shinohara N, Tsuduki T, Ito J, Honma T, Kijima R, Sugawara S, Arai T, Yamasaki M, Ikezaki A, Yokoyama M, Nishiyama K, Nakagawa K, Miyazawa T, Ikeda I. , "Jacaric acid, a linolenic acid isomer with a conjugated triene system, has a strong antitumor effect in vitro and in vivo.", Biochim Biophys Acta. ., 2012, 1821, (7), 980.
4)H. Tsuru, H. Shibaguchi, M. Kuroki, Y. Yamashita and M. Kuroki, "Tumor growth inhibition by sonodynamic therapy using a novel sonosensitizer", Free Radic. Biol. Med., 2012, 53(3), 464.
よくある質問
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Q
Spy-LHPの使用例を教えてください
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A
チラコイド膜に埋め込まれているタンパク質複合体『PSⅡ(光科学系Ⅱ)』の過酸化脂質測定例を紹介致します。
この方法は次の文献を参考にしております。真野純一, Sergey Khorobrykh, 尼子克己, "1.代謝産物量の定量 d.活性酸素種,抗酸化物", 低温科学, 2009, 67, 179.
1.用意するもの
(1)Spy-LHP測定溶液:1 mmol/L Spy-LHPになるようアセトンにて溶解し、さらにエタノールで2.7 mmol/Lになるよう希釈する。
※Spy-LHPは酸化されやすいため、溶解、希釈に用いるアセトンとエタノールはあらかじめ窒素バブリング等により溶存酸素量を減らしてご使用ください。またSpy-LHP溶液は用時調製にてご使用ください。※一測定あたり2.7 mL使用
(2)標準LOOH(検量線作成用):25-250 nmol/L m-chloroperbenzoic acid
2.PSⅡ膜標品が50 μg Chl/mLの濃度となるように50 mmol/lLMES-NaOH(pH6.0), 35 mol/l NaClに懸濁する。
3.光照射し、継時的に0.3 mlをとり、Spy-LHP測定溶液2.7 mLと混合する(5 μg Chl/mL)。
4.暗所で30分静置後、遠心(18,000 ×g, 5 min)により膜画分を除き、上清を励起光524 nmで、535-537 nmの蛍光を測定する。
5.検量線および消光補正は次のように行う。
標準LOOH(各濃度)に、PSⅡ膜標品を加えたもの(+PSⅡ)と加えないもの(-PSⅡ)を調製する。光照射せずに0.3 mLをSpy-LHP測定溶液2.7 mLと混合、静置、遠心し、上清を得る。
+PSⅡ,-PSⅡ試料それぞれの標準LOOH濃度ゼロの蛍光強度をa1、 a2、それぞれの検量線の傾きをb1、b2とする。クエンチング係数はb1/b2であり、光照射後の試料の蛍光強度Xが得られたなら、それに対応するLOOH濃度は(X-a1)×b2/b1 となる。
また、光照射前に含まれるLOOH濃度は、(a1-a2)×b2/b1となる。
取扱条件
性状: | 本品は、黒赤色結晶性粉末又は固体である。 |
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純度(HPLC): | 90.0% 以上 |
NMRスペクトル: | 試験適合 |
1.保存方法:遮光, 2.窒素置換 |